忙しい上に、睡眠不足→パフォーマンス低下→さらに寝れない、
というスパイラルに陥って、ガサガサした生活だったのが
ようやく人心地をとりもどしつつある。
仙台は昨晩初雪だったのだけど、雪の降る前の
夜のシンとした空気に月が冴えてたりするのはいいもんだねぇ。
あったかいかっこして、顔だけキリッと冷たくてね。
自分が書くのももちろんだけど、人のも全然よめて無くて、
みんな(って面識ない人も含めリーダーに登録しているブロガーたちは)
何してるのかなぁ最近。
ということでパフォーマンス低下スパイラルの終盤でさらに
それに拍車をかけたのがヤモメ暮らしなのであった。
商売柄、出張は多いのでことさら一人でいたいとは思わないものの、
家で一人なことはなかなかないので、なんだかうれしくなって
夜中帰ってきてもそこから遊んじゃう(笑)。
といっても、イソイソと悪所にでかけるという
甲斐性があるわけもなく(笑)、家で一人でいるときの遊びの
一つはハウスキーピングだったりするのである。
今回は、親元を離れるときに家からガメてきた鉄製の
ジンギスカン鍋とすき焼き鍋の整備と活用を敢行した。
こっち来てから一度もつかってない両者のうち
すき焼き鍋は案の定、さびが浮いてる。
これは経験的なものなので、正しい鉄鍋の扱い方かどうかは
わからないのだが、サビのういた鉄鍋は、
水を入れてぐらぐら煮立たせつつ、かるくこするということを
何回か繰り返し、さいごに空だきして水分を飛ばした後
油を薄く引いておく、というようにすると良いようである。
洗剤をつかってガシガシこすると、もちろんサビはおちるものの、
どいういうわけか特にすき焼きでつかったとき煮汁が黒く濁ってしまって
よくない。
そんなようにして、深夜に帰宅後、ごそごそやって
黒光りした鉄のかたまりを眺めてはしばらくニマニマし、
充実しておもむろにすき焼きだのジンギスカンだので
一人深夜の酒盛りに昂じるなんてことをしてたら
そらまあ昼間のパフォーマンスもさがるわな。
(ある晩などは十何年ぶりかという長電話のあと
3時頃からジンギスカンを始めた(笑))
また楽しからずや。
しかし、油がしみて黒光りする鉄のかたまりを眺めて
ほっとする感じは、先日の澁澤龍彦展の感触に通ずるものがある。
手前、やっぱり昭和の生まれでございます。
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