2008年12月12日金曜日

小商い

レイオフの代わりに社員一律何割カットとかではいけないのだろうか?それで乗り切ろうとする動きとかはないのかな?宮城県は6%カットですが。純粋に損得からいってもシェアする方がトータルで「得」だと思うんだがなぁ。

とにかくセグメントが大きすぎるんだと思う。一定の利益を得るために、仕事の単位そのものを大きくしなくちゃならなくなる。一方で、ヒューマンスケールは大昔からそれほど変わってるわけじゃない。だから生きてくのに必要なお金を稼ぐと言う意味でなら、商売の集積が極度に進んでいる今こそニッチはたくさんあると思う。やっぱ「小商い」だよ。シェアだよ。それしかないよ。

橋本治が「30年代にもどそう」と言ってるのは、だから、とても正しいと思う。そして、それを正しいと思えるのは必ずしも論理的な帰結からだけではなくて、大部分は自分の父母から肌身で感じる直感からだったりする。父母には、30年代の「ちょうどよい資本主義」、言ってみれば商業主義的なイコンに魅惑されつつもそれを買おうなんて発想がなくて自分でつくっちゃう、あるいは、買い物のとき値段だけで判断するくせにお金が全てだとはみじんも思っていない、そういうないまぜなところがあって、親から語り継ぎたいとすれば、戦争体験より(まあそれはそれで語り継ぐ、というかおれが弔わなければならないことはあるなと感じているのだけど)そのことなのだった。

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