2007年6月19日火曜日

ちえちゃんへ

誰も引き受けないしくみ
に寄せていただいたコメントのお返事を書いていたら
やたら長くなってしまったので
記事にしてしまうことにしました。

feedmeterのメーターが下がってるから、
ってこともある(笑)


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いやー、ありがとありがと。
ごめんね、ぼんやりした書き方で。
まあ大人にはいろいろあります(笑)

ニュースでは「責任追及」が喧しいですね。
しかし、責任追及しなければならない
フェイズにたちいたったということは、
それまで「俺の責任じゃないや」って
ほったらかしにしてきたフェイズがあるってことで、

社会というのは実に、
誰の責任であろうとなかろうと
「あ、これはまずいな」
って気づいた人が引き受けるという
ことで支えられているんだと思うんですね。
というかそれが実感です。

そして誰かが引き受ければ、
それは事件化しない。
人知れずうまくいっている。

「責任追及」しなければならない事件が多発しているのは、
自分の責任ではないことはやらなくてもよいし、そのことで、
甚大な問題が発生したところで知ったこっちゃない、
というマインドが蔓延しつつあることを
意味しているんだと思います。

(所謂「ボランティア」を奨励するわけじゃないんです。
ただ、「責任の範囲内のことだけやる」って一見正しいようだけど、
責任の範囲を明確にするのってすっごく難しい、というか
できないので、このロジックだけでやろうとすると
結局だれも手をださない事態におちいっちゃうんですね)

誰かが引き受けることで
人知れずうまくいっている、ということを

わざわざそれを言わなくてもいいくらいの
コンセンサスにしておかないと、
人知れず引き受けている人たちが
嫌になってしまって、
(ほんとーに、少数の人に支えられている
危うい社会なんだと思うんですよ、
今の日本の多くの局面でね)
ゆくゆくは社会システムが崩壊するような事態に
いたってしまうのではないか、と大げさかもしれないけど
ちょっと心配になってしまうわけです。

ってか、最近の年金問題はまさに
そのようにしておきた社会システムの
クラッシュでしょう?

一番の問題はねぇ、
「おれの責任じゃないや」
ってなにかをほったらかしにすることって、
その人が「そうした方が得だ」と思うからそうする
わけですけど、実はなんにも得してないし、
そのことに気づいてないってことなんですね。

モラルの低下ってより、
コストアンドベネフィットの計算が
出来ない人たちが増えている、
って考えなきゃいけないんだと思うんだよね。


ながくなりましたが、
褒められるのはいつでも歓迎ですので(笑)
今後ともよろしくお願いします〜

3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

この2エントリー読んで考えることがあったので、コメントしようと思ったんですけど・・・
長くなりすぎたので自分のブログのエントリーにしましたw
http://www.trilf.org/2007/06/post_141.html

手を挙げたことに対して、インセンティブを与える仕組みと、手を挙げることに対して否定的に観ない雰囲気ってすごくいいなと最近感じてます。

やまけん さんのコメント...

うーん、なんか価値観が極度に一元化しちゃってる。
自分なんかも”はっ”と気がついて”あぶねー”って軌道修正かけるけど、かけたところで再び現実の波が押し寄せてきてって感じだよね。
その辺上手にバランスとって、「この礼はコメでいいぜ!」くらいの気概はもちたいんだけどねぇ。

Unknown さんのコメント...

タイトルが名前で「!?」ってなりましたw

>>誰の責任であろうとなかろうと
「あ、これはまずいな」って気づいた人が引き受けることで支えられている

たしかにたしかにー!!!
気づいて動ける人がたくさんいるわけじゃないから誰かにしわ寄せが行ってしまうのかもしれないですね…

でも、私は気づいて動ける人になりたいです!!
これからもご指導宜しくおねがいしまーす☆