2008年6月21日土曜日

茶室に目覚める



今回は町屋でという趣向。

窓をあけはなってしとしと降る雨音を聞きながら、あぐらをかいたり体育座りだったり、何か言いたいときには、ぐっと前のめりで正座をしてみたり、その時の話題に対するコミットメントが姿勢に現れる現れ方が、机を囲んでのミーティングと違って、面白かった。それをする部屋によって絶対考えつくことが変わるなぁ、そういうことはきっとあるなぁ、と確信できる体験だった。といいつつ、何かブレークスルーが、というとまだそこには至っていないのだが。

三時には、小一時間かけて順番に茶室でお茶をいただく余興も。一番最後の順番だったので、人数も少なくて、雨の庭を眺めながら、ご主人とあれやこれや話しながら、夕方の部が始まってもしばらく茶室で過ごしてしまう。

音の響きがとてもいいのだ。繊細なリバーブがかかって、声がくぐもるようにやわらか〜くなる。しみじみとしみ通るように気持ちがよかった。なんかずっと聴いていたかったし、それにそれぞれの茶室でそれぞれに違う響きがあるのだろうなぁと思ったら、作法をちょっとならって、茶室巡りがしたいなぁ、という変な欲がむくむくと湧いてきた。

0 件のコメント: