教育再生会議第2次答申。
サイトにも全文はまだアップされてないので、
要旨しか分からないけど
大学に関しては
国公立大学の統廃合、
経営の効率化、
9月入試の促進、
など
あっそ
その昔、寺田寅彦は、100時間ピアノを弾き続けた、
という当時のギネスっぽい企画の報道をきいて、
「いちばん音楽から遠いよね、そーゆーの」
って言った。
遠いなぁ
遠すぎだよ
教育を語るんならさ、
何のために誰をどういう風に育てようか、
って、教育を語る上であたりまえの、
ちゃんと話として通るところから
語り初めてほしいよね
なんで大学経営効率化論をさ、
教育再生答申の名で語らなきゃいけないのよ
(そもそも何が「再生」だよ)
経営が効率化すれば、それで
すばらしい人材が育つようになるとでも?
それにそもそも、
国公立大学が乱脈経営してるみたいな
前提が気にくわねぇ
先進国中最低の、
しかもダントツ最低の予算でさ、
世界でこのプレゼンス維持してるんだぜ
日本の研究者はさ
それがさらになんで、
必要なものにはきちんとお金をかけましょう
って話の前に、経営効率化の話になっちゃう?
なんのための予算だよ
統廃合で一県一国立大学体制つぶすってか、
一方で学力低下って騒いどきながらか?
知性は記号のようなものだとでも?
じゃ、そもそも学校いらないじゃん!!
知を具現する「場」は、アイコンは、必須です
学生は、実験室や院生室や、サークル室から、
そこにとぐろをまく先輩のたたずまいから
ちょっと変わった先生のふるまいから
知的であるとはどういうことか、を学ぶんです。
県庁所在地には必ずある国公立大学という「場」から
地域住民が享受しているものをきちんと評価すべき
その意味じゃ、やるべきことは、
その「場」をなくすことじゃなくて
カッコよくすることだよ
キャンパスという空間を
知性のヴィジュアルとして整備しよう、
そんな方針がもし語られていたら、
どれだけ、風通しがよくなることか
ま、その意味じゃ、民間主導ってのもたいしたことないね
わるいけど
教育再生会議には民間からもたくさん人がはいってるけど、
公=もっさい、民=クールって一般的図式から言うならさぁ、
「公の皆さんは分からないかもしれませんが、
ヴィジュアルって重要ですから、ファカルティクラブを
めちゃくちゃかっこよくして、先生方もびしっとキメてください
それが基本中の基本です」くらいのことは言ってよ
何が人をドライブするかってこと
真剣に考えてねぇんだよなぁ
魅力ってものをさ
それが「戦略」ってことの第一義なんだと思うんだけどねぇ
そして結局のところ、だれも知性なんて信じてねぇんだよなぁ
結局「勝つ」のは知性なのに
功利的であろうとしているらしいけど、
それが一番夢見がちなことなんでわかんねぇかなぁ
爽やかに現実的な知性に触れてぇなぁ
まあ少なくとも9月入学促進はやめてください
ウチのニャー先生(教務委員長)が死んじゃいますから(笑)
2 件のコメント:
大体WTI原油の1日の産出量が70万バレルに対して取引は1億バレルっていう世の中だからねぇ。すべてが遠い!って感じ。これが経済をドライブしてんだから、フツーに生きていくのもこの辺の架空の波に乗ることになっちゃって、やな感じだよね。
えええーっ、
そんなことになってるんですか世の中は。
うはー
個人レベルで
「おーりたっ」ってっても
降りきれない感じね
どしたら降りれるかね
その辺のロジック、
探りたいんだけどもさ
コメントを投稿